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宮崎研修会11月リモート検討会報告 次回3月14日もリモートで!

2020/12/10

宮崎研修会では、11月22日(日)3施設と大学を繋いで、2事例の事例検討を行いました。参加者はチューターも含めて26名、約半数が初めての参加でした。コロナ禍で今年度に入り1回も研修会を行えておらず、“何とか開催にこぎつけなければ!”というチューターと運責の熱い思いがあり、当日に向けての準備を進めました。

大学は「チームス」が導入され、遠隔授業に備えているのですが、チームスを使う私たちもまだ慣れておらず、(まして機械に強いメンバーでもなく)、一度事前テストを行った上で本番当日を迎えたのですが、実際に各施設と繋がって検討会を始めるまでに50分。“会議参加の招待メールが消えてしまった・・”、“声は聞けるけれど画面が映りません”、”事例提出部署ではない参加施設に、事例をどうやって送ればいいの?“などリモートならではの問題が噴出し、皆さんをお待たせしてしまったこと、お詫び申し上げます。

各施設のチューターは、自施設のリモート環境を整えていただき、1テーブルに5~6人が座り、大型のモニター画面を見ながら、マイクを使って話しかけるなど、環境を整えてくださっていました。「看護部が、施設や物品の使用について直ぐに手配し、全面的に協力してくださった」という施設もあり、「県内の看護部との連携にもなれば、患者さんにとっての力にもなる。絶対に、もっともっと看護の力が発揮できる病院になるぞー!と心の中で叫んだところです。」と熱いメッセージもいただいているところです。またリモートでの検討会は「やはり表情やつぶやき、互いの掛け合いなど、対面で行っていたそれらの事が理解を深めるには重要であるのだと改めて知る事ができました。一方で、遠方からの参加が可能、感染のリスクが減らせる、画面が共有できるなど、メリットもたくさん発見できました。」などの感想も寄せられています。

看科研のよさは、自施設ではない施設のメンバーと話し合う中で、患者像が豊かに拡がり、今までの見え方とは異なる患者像の見方が生まれ、方向性が見えてくることだと思います。参加者からも「対象特性をとらえなおすと全く違うイメージになった」「どんな生活を送ってきた方なのかとらえられておらず、持てる力も小さいと思っていたが、自立したたくましい方だった」「表面に現れていることに視点がいきがちだが、入院中の様子・家庭での様子、それまでの人生を知ることで気づかなかった視点、その人の持てる力を発見できると感じた」など、リモート研修でも多くの気づきが見えました。また「宮崎まで行かないので深夜入りだけど参加ができた」「日頃の実践の励みになった」「顔見知りで緊張せずに話せた」「気軽に参加でき、往復の時間も削減できるのでありがたい」などリモート研修のメリットも大いにあることがわかり、今後のコロナ禍でも継続していきたいと思っています。(アンケートはグーグルフォームで作成したものを、QRコードに変換し、終了後その場でスマホを使って読み取ってもらい、回答していただきました)

今回事例を提出された方は、忙しい業務の中で自身の関りに“本当にこれでよいのか”と疑問を持たれたことから提出されました。提出してくださった方の学びがメンバーみんなの学びを深め拡げて頂いたことに感謝と共に、次回に向けてさらにより良い研修会になるように力を尽くしていきたいと思っています。

次回は3月14日(日)。リモートで各施設を繋ぎます。宮崎研修会は、宮崎県内だけではなく、熊本・佐賀などの他県のメンバーもいらっしゃいますので、ぜひリモートで繋いで皆でより良い看護を目指す輪を拡げていきたいと思っています。参加希望の方は、運責:壱岐さよりsayori@mpu.ac.jpまでご連絡ください。お待ちしております。

宮崎研修会 毛利聖子