学会の理念
看護科学研究学会(看科研学会)は、日々の実践の理論的基盤をナイチンゲール看護論に据えて、よりよい看護の浸透を目指す研修会として1981年5月に発足しました。「明るく楽しく仕事ができなければ本物ではない」「学びを積み重ねていける勉強会」を合言葉に、事例をもとにグループワークで看護の方向性を見出していく事例検討会を活動の主軸としています。
20年の研鑽を経た2001年に学会に改組、蓄積された看護実践・研究・教育・管理に関する成果を社会化する取り組みも並行して行っています。
1 なぜ≪ナイチンゲール看護論≫なのでしょう?
それは、人々の健康状態を見つめ、個別の看護を展開して いく思考の筋道を示しているからです。
ナイチンゲールの看護観・人間観・健康観・病気観に照らして対象を見つめると、複雑で難しいと思われる看護にも光が見えてきます。
2 なぜ≪グループワーク≫なのでしょう?
それは、他者を見つめる目を訓練しなければ自己流に見てしまうからです。
“看護”の専門性から外れないように、ナースとしての感じるこころと考える力を鍛え合い、相互浸透を目指します。
3 なぜ≪事例検討会≫なのでしょう?
それは、人間は個別の人生を生き生活しているからです。
複雑な問題を抱える対象に向き合っても、対象特性を瞬時に捉え、その人の持てる力が発揮できるような看護をしたいと強く願います。
ナイチンゲールから受け継いだ看護理論の基礎(PDFファイル:268KB)
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